雪室推進プロジェクト雪室(雪冷蔵)のしくみ
保存や熟成に適した天然の冷蔵庫、雪室。上越エリアでは、雪の利活用がさまざまな施設で行われています。
今や電力エネルギーに頼らないクリーンエネルギーとしても注目されています。
雪室には、施設としていくつかのタイプがあります。
雪室推進プロジェクトで使っている主な雪室は、「自然対流方式」と呼ばれています。
これは、電気を使わず、雪によって冷やされた空気を倉庫内に循環させるものです。
中でも、室内に貯雪庫を設け、雪の冷気によって食品を冷蔵、貯蔵することを「氷室型」。
倉庫全体を雪で覆い、あらゆる面からの冷気で食品を冷蔵、貯蔵することを
「雪室型」と分けられています。
たとえば、雪の下に寝かせて春に収穫する「越冬野菜」。
雪下にんじんや、雪下だいこんなどに代表されるこれらの食品は、
「雪室型」の原理を応用してつくられているのです。
自然対流方式の例
雪だるま物産館に併設する、農産物集出荷貯蔵施設
- 自然対流方式の図
- <氷室型>
- <雪室型>
※雪だるま財団監修
上越市の利雪施設の紹介
上越市内で現在、管理運用されている利雪施設の一部をご紹介します。
上越市内の雪室について、詳しくは雪だるま財団ホームページへ
http://www.yukidaruma.or.jp/?page_id=107